ミニチュア・ピンシャーの飼い方・育て方(生後4か月~6カ月)

この時期は、青年期への第一歩として精神面でも大きく成長する時期です。心身ともに充実して好奇心旺盛になっているので、うちのミニピンもそうなんですが、お散歩大好きだし、どこにでもついてきます。

やんちゃで言うことをきかないことも多いですが、あせらずに愛情深くしつけることがとても大切です♪

しつけ:首輪とリードに慣れる練習

散歩に連れて行こうと、いきなりリードをつけても動かなくなってしまう犬もいます。

散歩デビューに備えて室内で首輪とリードに慣れるトレーニングをしておきましょう。生後3カ月ぐらいからバンダナなどを使って、首に物が巻かれることに慣らしていきます。

最初は犬のペースに合わせてリードをゆるく持ち、徐々に飼い主主導で歩けるようにする。好奇心旺盛なミニピンは首輪やリードに慣れるのが早く、すぐに外の楽しさを覚えてお散歩大好きになるでしょう。

 

環境:危険なものは片づけましょう

ミニピンは遊びが大好きです♪この時期はホントに好奇心旺盛で、なんでも口に入れたがるし、興味を持つと得意のジャンプで手に入れようとします!

 

コンセントに差し込んである電気コードを噛んで遊ぶなどの危険があります。口に入れて危険なものは犬の届かない高さに取り付ける、コンセントから抜いておく、しまうなどの配慮が必要になります。うちのミニピンは床にうっかり落とした輪ゴムやピン止めを口にくわえて、なかなか離してくれないことがありました…。反省です。

 

環境:床の材質

子犬のときも成犬になってからも、室内を活発に動き回るので、フローリングなどの床はすべりやすく膝や腰の関節を痛めることがあります。カーペットやコルクタイルなどの、すべりにくさとクッション性を考慮した床材がおすすめです。とは言っても、床の張り替えなど簡単には出来ないですよね。最近はお手入れが簡単なすぐれものがたくさん出回っているので、そちらをうまく活用しましょう。

 

医学:ノミ&ダニ対策

獣医師からの、お散歩許可がおり家の外に出るようになると、ノミ・ダニ対策を考えなければなりません。

ダニの寄生やノミにかまれると、皮膚トラブルや毛並みが悪くなるなどの症状が表れます。ノミから条虫という腸の寄生虫が感染することがあり、夏に感染すると秋以降に症状が現れる場合があります。

専用の駆除薬の使用と同時に、お散歩後は犬舎や室内に入れる前にブラッシングしてノミやダニのチェックをしましょう。

 

しつけ:甘噛みと吠え癖

この頃から始まる甘噛み、永久歯に生え換わると徐々におさまってくるので、あまり心配しないように。甘噛みを知らずに育てたいところですが、犬の本能として成長過程で表れることがあります。

ミニピンは活発なので、おもちゃなどで充分に遊んでストレス解消を心掛けましょう。またサークルに戻して落ち着かせるのも方法のひとつです。

人に対して噛む機会をできる限り作らない工夫をしましょう。

 

また、ミニピンは警戒心が強く、チャイムの音などに反応して吠え癖がついてしまうことも…。無駄吠えは放置しないで、毅然とした態度で厳しく接することも愛情ですね。

 

散歩:お散歩デビューは段階を踏みましょう

待ちに待ったお散歩デビュー♪ただし、いきなり犬や人間のいる公園デビューや街中に連れ出すでのはなく、まずは家の外に短時間連れていったり、ごく近所を歩くなど段階を踏んでからにしましょう。

 

徐々に外に慣れさせるのがポイントです。

 

始めて他の犬に出会うときは、無理に近づけず慎重な対応を心がけましょう。この時に恐怖を感じたり、嫌な思いをすると犬嫌いになってしまうこともあります。

 

人間同士が気心の知れた間柄で、友好的な犬を相手にスタートするのが安全です。そのときは人があまり介入せず胃に同士の自然な交流を見守るようにしましょう。また、家族以外の人との出会いは、犬に慣れた人に触ってもらうののが良いでしょう。

「かわいい」と言って、見知らぬ人が犬を触ろうといきなり近寄ってくることがありますが、飼い主がキッパリと拒否する姿勢もときには必要なことです。

 

まとめ

お散歩ができるようになってくると、行動範囲も広がり楽しくなってきますよね♪

外の世界は新しい発見でいっぱいです。見るもの触れるもの、音や匂い、どれもが初めての体験ですね。ミニピンは人見知りしやすいので、この時期に家族以外の人と触れ合う機会を増やし、社会性をしっかり身につけることが大切です。家庭だけでなく、外でのルールも教えていきましょう。

 

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