暑い季節がやってきましたね。皆さん、暑さ対策はどのようにされていますか?冷房つけたり、冷感シートを敷いて寝たり。今は色々な方法がありますね!ただ家の中はどうにかなっても、外にいる機会が多いこどもたちは汗だくで帰ってきませんか?そんな汗だくの子供を見て気になるのがあせも。
今回は、あせもの治療方法について調べたいと思います。
脇のあせもが治らない!
うちのこどもは学校から帰ってきただけで、お風呂に入ってきた?かのような、びしょぬれで帰ってきます…。
また、もっと年の大きい中高生の子供をお持ちの方だと、部活帰りも汗だくのままでしょうか。
そんな汗だくの子供を見て気になるのがあせも。
赤ちゃんの時に比べると肌も強くなってきたはずですが、かゆいかゆいと言ってるんですよね。
見ると、首回りや関節の曲がる肘・ひざ・脇にぶつぶつが…。これってあせもだ~!
勉強にも集中できていない様子。
あせもを早く治してあげたいですよね!
関節部分にできることが多いあせもだと思いますが、脇にできて困っているという方も多いみたいですね。
しかもなかなか治らない。
治らない原因はやはり掻きむしってしまうことのようです。
手が届きやすい範囲は気を付けていても、寝ている間にボリボリとやってしまいますよね。
早く治すには、掻きむしることがないよう、早く正しい処置をしてあげることが大切です。
でも、今のこどもたちは習い事に塾にクラブに忙しいですよね。
皮膚科って結構混んでて待ち時間が長かったり、そもそもクラブ帰りだと受付終了している皮膚科もありますね。
そんな時、自宅の救急箱を見てみると…。
お!過去にもらったままの「ロコイド」と「リンデロン」が入っていました。
使用期限も範囲内!
これってあせもに使えますか?
皮膚科に行くのが本当は良いのはわかっているけど…の時の参考にして頂ければと思います。
脇のあせもにロコイドは効くのかな?
まずはロコイドから調べてみましょう。
ロコイドの効能は「皮膚の炎症をおさえる働きがあり、赤み、はれ、かゆみなどの症状を改善するステロイドの塗り薬です。
通常、湿疹や皮膚炎、乾癬などの治療に使用します。」とありました。
症状をみるとあせもはよく当てはまっていて、使用には問題ないように思いますね。
でも、聞くと一瞬恐ろしいステロイド。
あせもの症状が軽い時は、ステロイドを使用するかどうか判断が難しいと思います。
その時は無理に使用せず、皮膚科に行って下さい。
皮膚科でも軽い時にはローションを、かゆみがひどい時には内服薬と中程度のステロイド剤ということでロコイドが処方されるようです。
使用期限内のものをお持ちで、かゆみが長引いている上に症状がひどい場合で
皮膚科に行く時間が無いという場合は一度試してみてはいかがでしょうか。
その場合は1日2回、1週間試しても効果が無い場合は皮膚科に行きましょう。
使い続けることもよくありません。改善に向かえば使用もやめましょう。
脇のあせもにリンデロンも効くのかな?
リンデロンも同じくステロイドが入った外用薬です。
効能は「抗炎症作用や免疫抑制作用などにより、皮膚炎などにおける湿疹、痒み、赤みなどを和らげる薬」とありました。
こちらもあせもの症状に合っているように思いますね。
先に挙げたロコイドとの違いは強さのランクが異なります。
ステロイド剤の強さは全部で5段階に分かれています。
ロコイドはⅣ「中等度」であり、リンデロンはⅢ「強い」です。
皮膚は部位によって薬の吸収率が異なります。皮膚が薄いところはそれだけお薬の吸収がよく、お薬が効きます。
例えば皮膚の薄い顔や首は吸収されやすく、よく効くためランクの低いステロイドを使用したほうが安全です。
そのため一目で強さがわかるようにランク分けされています。
あせもになりやすい部位といえば、首や関節の内側の肘裏・脇・ひざ裏だと思います。
こういった部位は皮膚が薄いのでレベルⅢのリンデロンでは強すぎる可能性があります。
自己判断で使うには少し慎重になった方が良いかもしれません。
それってあせもかな?
今、あせもとよく似た症状で間違えやすい病気があります。
「汗あれ」という病気です。汗あれはあせもと比べて汗をかいた後にチクチクっと肌を刺激する感覚があり、かゆみを感じます。
これは汗に含まれるアンモニアなどの成分が刺激になり肌があれ、チクチク・ピリピリと感じるそうです。
あせもは、汗をかいたことにより汗腺が詰まって炎症を起こしますので、原因が全く違います。
汗あれには肌を清潔にしておくことが大切です。そして保湿もしっかり行い、肌のバリアを強くしてあげてください。
万が一、汗あれになってしまった場合はあせもと同じお薬が効きます。
まとめ
あせや汗あれには、やはり汗を早く流してしまうことが大切です。
外から帰って来たときにはまずさっぱりシャワーをしましょう。
また外に出かける用事があるときでもこまめにシャワーをすることが一番の方法です。
そして、夏場だからといって手を抜きがちですが、肌の保湿を行うこと。
普段の服装も暑すぎないか、今一度見直してみても良いでしょう。
おうちのお薬を使っても効果がイマイチな時は迷わず病院へ行ってあげてください。
子どもたちに楽しい夏が待っていますように!!
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