帯がカビ臭い!自宅でのにおいの取り方とクリーニングに出すときに気を付けること

中学生や高校生になると、夏休みに友達と浴衣を着ておでかけする子どもも多いもの。普段はあまり着る機会がない浴衣は、テンションが上がりますよね。

子どもに頼まれて浴衣をタンスから久しぶりに出すと…。「うっ!臭い!!」

なんてこともよくある話。浴衣は干したり洗ったりして、ニオイを消すことができます。

「じゃあ帯は?」帯が臭いときはどうすればいいのでしょうか?「なんで帯はカビ臭くなるの?」「帯って自宅で洗えるの?」「どうやってお手入れすればいいの?」浴衣のコーディネートの要である帯。今回は、帯とニオイについてのお話です!

帯がカビ臭い!なんで?

帯がカビ臭い!

単純な理由は、やはりニオイのもとが取れていないまま長期間保管してしまったことにあります。

帯を締めていると、どうしてもその部分は汗をかきやすくなります。

するとその汗を帯が吸ってしまっていることになりますね。

汗のほかにも、屋台の煙や人混みのホコリ。
食べこぼしや飲みこぼし。
そしてタバコのニオイなど、いろんなニオイのもとが帯についてしまっているのです。

カビ臭さがひどいときは、帯の中にカビが発生してしまっている恐れも…。

「帯のカビ臭さって自宅でどうにかできるものなの?」

できることなら自宅でどうにか帯のニオイが取れるといいですよね。

帯のニオイは自宅で対処できるものなのでしょうか?

 

 

帯のカビ臭いにおいの取り方。自宅での方法

浴衣のニオイは自宅でも洗濯をすれば、ほとんどは取れます。

「じゃあ、帯のカビ臭さも洗濯すればいいんじゃないの!」

 

結論的に、帯は洗濯できません!!

・洗濯すると帯がふにゃふにゃになる
・帯の素材は洗濯できないものがほとんど
・作り帯は洗濯するとぐちゃぐちゃになってしまう

 

ニオイが気になったら、まずは風通しのいい日陰に帯を干します。

帯のなかの帯芯にまでカビが発生していなければ、数日干すだけでニオイがほとんど取れるのです。

 

「汗染みや食べこぼし、飲みこぼしのシミが気になるときはどうすればいい?」

シミはやっぱり干すだけでは取れないですよね。

そんなときは、お湯で濡らしかたく絞ったタオルで、細かくトントンと叩きます。

そのあとはまた、しっかり風通しのいい場所に干しましょう。

「軽くだったらいいかな?」
と、間違っても水に直接通さないように気をつけたいですね。

 

 

帯のカビ臭さはクリーニングにまかせよう。気を付けることは?

「干しても帯のニオイが取れない!」

そんなときは、やっぱりプロの力を借りましょう。

 

クリーニング店の多くは、着物が丸洗いできるドライクリーニングを取り扱っているところがほとんど。

まずはそこに持っていってもOK!

 

多くのクリーニング店のドライクリーニングは、専用の機械で行われます。

そのため、もし帯のなかにある帯芯までカビが繁殖してしまっていたら…。

カビを根元から殺菌できずにまたカビ臭に悩まされてしまうかもしれませんね。

 

ドライクリーニングのほかに…
・カビ取り
・カビ落とし
・カビ落とし洗い

がメニューにあるか確認しましょう。

 

追加料金がかかってしまう店舗が多いですが、ほとんどの場合手作業で行われるメニューです。

ほかにも着物洗いの専門なら、帯芯を取り替えてくれたりとより詳細なメニューもありますよ!

 

 

まとめ

帯は浴衣の重要なポイント。
その帯がぐちゃぐちゃになってしまったら残念ですよね。

ポイントは「絶対に洗濯機で洗わないこと!」

ニオイは落とせても、とても使える状態ではなくなってしまうかもしれません。

まずは風通しのいい日陰で数日帯を干します。

それでもニオイが取れなければ、クリーニングに出しましょう。

カビ取りやカビ落としのメニューがあれば、より安心ですね。

カビ臭さに悩むことのないよう、浴衣をしまう前にも必ず帯も干すことがポイントです。

また、1年中しまいっぱなしにせず、年に数回浴衣と一緒に帯も虫干しをするとカビ臭を防ぐポイントになりますよ!

今ではウォッシャブルの帯もありますので、それを選んでもいいですね!

お気に入りの浴衣と帯で、夏のおでかけを楽しみましょう!

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