みなさんの中には、マイボトル(水筒)を持ってお出かけされる方も多いと思います。ペットボトルを毎日買うのは、金銭的にもエコにも優しくないですよね。ただ面倒なのが水筒を洗うこと。長細いから手が届きにくい上に、なんだか部品も多くて洗いにくいですよね。つい億劫になってカビが生えてしまった!ということはありませんか。今回は水筒にカビが生えてしまった時の対処法についてまとめたいと思います。
水筒の底にカビ発見!飲んでしまった! 大丈夫?!
水筒にお茶を入れて飲んだ後に水筒の底の部分をよく見ると…。
黒い!なんだか黒い点々が付いている!ということありませんか?
しかも自分の水筒ならまだしも、こどもの水筒を洗う時になって、黒いものを見つけてしまった時は
「きゃ~!しまった!」とこどもにゴメンと懺悔です。
黒い点々の正体。それは黒カビです。
もしくはパッキンを外した時に、なんだか赤っぽいヌルっとしたものがついているときはありませんか?
あら、茶渋かしら…と思いたいところですが、それもなんとカビです!
赤くヌルっとしたものの正体、それは赤カビです。
黒カビと赤カビ共に、水筒に発生しやすいカビです。
ではカビに気づかずに、中身を飲んでしまった場合、健康には問題ないでしょうか。
健康な大人であれば、少しくらい、口に入ってもすぐに影響が出るわけではありません。
ただ体の小さいこどもや、体調のすぐれない方にとってはカビが、アトピー性皮膚炎やぜんそくなどの
アレルギー性疾患を引き起こす原因となることがあります。
一度アレルギーになってしまうと、簡単に治るわけではないのでじゅうぶん気を付ける必要がありますね。
どうして水筒の中にはカビが生えてしまうの?
カビは湿気が大好きです。
水筒の中は常に水やお茶などの水分が入ったままになっているのでうってつけというわけです。
また、最近は直飲みタイプといって直接水筒に口を付けて飲むタイプのものが手軽で人気だと思いますが
その方法が、さらにカビを繁殖させています。口の中の細菌や食べ物などが水筒内に入る事により
それがカビのエサとなってしまいます。
直飲みタイプは、特に小さいこどもにとってはコップを倒すこともなく便利ですがカビのことを思うとできれば避けた方がよさそうです。
カビ取り方法の正解は?ハイターは使ってもいいの?
できてしまったカビ。
どのように取れば良いでしょうか。
まず浮かぶのが殺菌といえば身近なハイター!
水筒のパッキンについてしまったカビにはハイターを使用してもらって大丈夫です。
使用方法を守り、30分程度つけて置いてからしっかり洗い流して下さい。
取り外せるパッキン部分に関してはこれだけでカビは取り除けると思います。
もし、これでもなかなか取れないものがあれば、根が深いところまで張ってしまっているのかもしれません。
パッキンだけでも販売を行っている会社が多いので、メーカーのホームページを調べて買い直すのもいいと思います。
大体数百円で購入できると思います。
では、水筒本体はハイターを使用しても構わないでしょうか。
答えは×!
水筒の内部はコーティングされておりハイターなどの塩素系漂白剤はそのコーティングを
はがしてしまうおそれがあります。
コーティングがはがれてしまうと、金属部分にサビが出やすくなります。
また、コーティングがはがれたところにスポーツドリンクやジュースなどの酸性の飲み物を入れると
水筒の銅が溶け出し飲んでしまうと中毒を起こします。
絶対にハイターは使わないようにしましょう。
漂白剤を使用したい場合は酸素系を使えば大丈夫です。
酸素系漂白剤であれば、本体内側・ふた・中栓・パッキン・コップ全てに使用して大丈夫です。
ただ本体外側は、塗装や印刷がはがれる原因になりますので使用しないでください。
内部にだけ漂白剤をいれ使用して下さい。
つまり、洗い桶などにざぶんとつけてはダメということです。
では、酸素系漂白剤以外に身近なものでもカビ取りできるものはあるでしょうか?
カビは熱湯でも死ぬので、熱湯を入れたいところですが
内部が変形する可能性があるので、あまりおすすめできません。
また、ネット上ではお酢やクエン酸を使用した方法も載っていましたが
カビに酸は本来有効ではありません。カビに特化したお掃除をしたい時には酸素系漂白剤が一番です。
※カビには有効ではありませんが、お酢はサビ取りの効果が。
クエン酸はざらざらした付着物(水に含まれるカルシウム)を取る効果があります。
サビとざらざらの付着物にお困りの方はぜひ一度試してください。
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まとめ
以上、水筒にカビができてしまった時の対処法でした。
つい洗うのが億劫になってしまいますが、カビはアレルギーのもと!
普段は洗ったあとに水分が残らないよう、パッキンやふたなどを全て取り外し
本体も逆さに向けて水分をしっかりと乾かし、カビが繁殖しないよう気をつけましょう。
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