乾燥肌の対策として、毎日の食事で気を付けることができるのです。乾燥肌によい栄養素の働きを知り、その食材を取り入れて、体の内側からも乾燥ケアをしましょう。
そこで乾燥肌対策によいとされる栄養素と食材をご紹介します。
お肌を乾燥肌から守ろう
乾燥肌の人の肌は、皮脂や角質層の水分、天然保湿因子の量が少なくなることで、皮膚の表面が乾燥してしまっている状態です。
これらを防いだり、改善したりする栄養成分をしっかりと摂取することも乾燥肌対策のひとつとなります。また毛細血管の血行をよくすることでも皮膚の乾燥を改善することになります。よって新陳代謝を活発にし、血行促進作用のある栄養素を摂ることもとても大切です。
もちろん乾燥肌を食べ物だけで改善はできません。毎日の生活習慣の見直しをしたうえで栄養素たっぷりな食べ物を積極的に摂りましょう。
肌の乾燥によい栄養素と食べ物
肌によいとされている栄養素は、たくさんありますが代表的な栄養素としてはビタミンA、B、C、E、セラミド、αリノレン酸、亜鉛などがあげられます。
ビタミンA
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- 皮膚や粘膜のうるおい維持
- 新陳代謝を活発にする
多く含まれる食材:レバー、うなぎ、アナゴ、サバ・イワシなどの青魚、乳製品、たまご、緑黄色野菜、のり、ワカメ、緑茶など…
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ビタミンB
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- 新陳代謝を活発にする
- 肌の炎症を抑える
多く含まれる食材:豚肉、レバー、卵、大豆、納豆など…
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ビタミンC
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- 乾燥を防ぐために必要な肌のコラーゲンの生成を促す
- 抗酸化作用(皮膚の老化や炎症を進める血液中の活性酸素を除去する働き)
多く含まれる食材:パプリカ、レモンなどをはじめとする野菜や果物など…
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セラミド~皮膚の角質層にある脂質~
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- 細胞分裂の手助けとなるαリノレン酸は、細胞膜を作る原料となり、亜鉛は細胞分裂に必要な酵素を働かせる助けとなる
- αリノレン酸は、セラミドを作る原料となる
多く含まれる食材:αリノレン酸:アマニ油、エゴマ油、魚脂、亜鉛:牡蠣、赤身の肉、卵黄、たらこなど…
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乾燥肌によい栄養素は、案外身近で手に入るものばかりです。ぜひ、普段のメニューに取り入れてみましょう。
乾燥肌の人が控えたい食べ物や飲み物
肌の乾燥をすすませないためにも、控えてもらいたい食べ物や飲み物があります。
炭水化物や糖質・脂質に偏った食事
栄養バランスが悪いので、肌の生成に必要な栄養素を摂りにくい。
添加物の多い食事
肝臓は体に入った、有害物質や添加物を代謝・分解して無毒化する働きをしています。日頃からそのようなものを摂っていると、肝臓に負担がかかり肌に必要な栄養素をうまく供給できなくなり肌荒れの原因になります。
冷たい飲み物や食べ物
冷たいものは体を冷やし、血行不良を招きます。必要な栄養素が届かなくなり代謝が遅れて乾燥肌が進むことがあります。
カフェインやお酒
カフェインはビタミンCを破壊し、ミネラルを排出してしまいます。また、お酒もビタミンの働きを妨げたり、アルコールを分解するときに水分が大量に必要になるため、体が水分不足になり、乾燥を招きます。
これらの食べ物や飲み物は、肌の乾燥を招くので控えましょう。
まとめ
乾燥肌を防ぐための対策のひとつとして、積極的に摂りたい栄養素をご紹介しました。
肌の角質層の保湿成分である細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)、皮脂膜を作る成分のかかせない栄養素を補給するとともに、新陳代謝や血行を促す栄養素を積極的に摂ることが重要になってきます。
ほかにも気を付けたいことがありますので、以下の点には気をつけましょう。
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- 良質なタンパク質を積極的に摂る
- 肌の乾燥をすすませる食べ物、飲み物は控える
- 正しいスキンケア方法にする
- 乾燥の季節には加湿器なので対策する
- 睡眠不足はだめ
- 衣類や寝具、入浴方法にも気を配る
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食生活はもちろんなんですが、スキンケアや生活習慣の改善など、出来るところから改善しましょう。
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