ズッキーニを料理しようとして、切ってみるとネバネバのぬめりを感じることありませんか?洗っても取れなくてちょっと困ってしまいます。ズッキーニについて詳しくご紹介です。
ズッキーニのネバネバの正体と食べても大丈夫なの?
スーパーの野菜売り場で見かける「ズッキーニ」。
ちょっと見た感じは、きゅうりかな?と思ってしまうのですが、実はウリ科カボチャ属の野菜で、かぼちゃの仲間なのです。
日本でも、昔より良く見かける野菜になっています。ラタトゥイユという料理によく入っていて、とてもおいしいです。
ズッキーニは栄養素の高い野菜で、カボチャの仲間なので、もちろんβカロチンはとてもたくさん含まれています。
またビタミンBやビタミンK、カリウム、カルシウムなども含まれています。
そして気になっているネバネバの正体は、いったい何なのでしょう?
植物の汁が固まることがよくありますが、これはたんぱく質と糖質の複合物質でオクラなどネバネバした食材に多く含まれます。イソプレノイドと呼ばれる化合物群であることが多いようです。
松脂や天然ゴムの正体もこれです。ズッキーニも同様である可能性が高いです。
このネバネバは水洗いではなかなか落ちないのですが、酢で洗うと取れますよ。
なのでズッキーニのネバネバ成分は、食べても大丈夫です。
ズッキーニの栄養成分
ズッキーニは栄養満点です!
カリウムやビタミン類が多く含れています。火を通すことによって甘みが増して食べやすくなるばかりではなく、栄養成分もしっかり摂ることが出来ます。
油との相性がとても良いので炒めたり、揚げたりして食べましょう。
栄養素
ビタミンC
β-カロテン
ビタミンB2
葉酸
食物繊維 など
栄養素のポイント
ビタミンCや食物繊維を含み、皮膚や粘膜を保つ働きがあるビタミンB2も含まれています。
余分な塩分を排出する働きがあるカリウムも含んでいます。カリウムは、高血圧の予防に役立つ栄養。
ナトリウム(塩分)を排泄して、血圧が上昇するのを抑える効能があります。
また、筋肉の収縮を正常に行う免疫力強化と抗酸化の作用で、生活習慣病予防にお勧めです。
美容効果もあり、ビタミンCが含まれているためその強力な抗酸化作用で、カラダの老化を防いでくれる効能があります。
さらに、美肌効果も抜群!肌にハリと潤いを与え、シミのもとになるメラニン色素の沈着を防ぐので、お肌の健康維持に必須の栄養です。
葉酸も、ズッキーニの優れた栄養のひとつです。バランスのとれた食生活をしていれば不足することはありませんが
葉酸が欠乏すると口の中が荒れたり、疲労感が出たりします。葉酸は、胎児の正常な発育のために必要な栄養。
妊娠中の女性にはとくに、欠かせないものです。DNAな核酸を合成して、タンパク質や細胞の新生に重要な働きをします。
また、葉酸には赤血球を作り出す効能があり、貧血を予防するのに役立ちます。
造血のビタミンとも呼ばれ、ビタミンB12と協力して血液をつくる作用があります。
ズッキーニに多く含まれる栄養で、もう一つ見逃せないのがβ-カロテンです。
ズッキーニにβ-カロテンが豊富なのは、かぼちゃの仲間である証拠。かぼちゃや人参などの緑黄色野菜などに多く含まれ、強い抗酸化作用の効能を持つのが特徴です。
ズッキーニの保存方法
実は、ズッキーニの保存に一番適しているのは、常温保存です。保存期間はおよそ1週間です。
ズッキーニを常温で保存する時のポイントは、新聞紙で1本ずつズッキーニを包むことです。
少し手間に感じるかもしれませんが、このひと手間でズッキーニの水分を逃しにくくなり、長持ちさせることができます。
乾燥しやすい野菜ですから、いかに乾燥を防げるかどうかが大事なのです。新聞紙で包んだズッキーニは風通しのいい冷暗所に置いて保存しましょう。
冷蔵保存する場合
水分が抜けると味が落ちるので、乾燥は大敵。キッチンペーパーに包んでからポリ袋に入れましょう。冷蔵庫の野菜室で7~10日程度もちます。
冷凍保存のポイント
食べきれない場合は、冷凍保存を。食べやすい輪切りや細切りにして冷凍用保存袋へ。水分が多いので、重ならないように並べましょう。1カ月以内に食べきって下さい。
まとめ
ズッキーニについて、いろいろご紹介しました。食べればおいしいし、栄養もたくさん入っているし積極的に取りたいですね。
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