寒い冬がやってきましたね。空気が乾燥してくるとのどがイガイガしたり、痛かったりしてきますよね。
仕事が忙しくて体調を崩しても休めないし、家事だって休んでられない…。
のどに痛みがくると風邪かな?と思ってしまいますが、その不快な痛みをうがいで治すことができるなら、その方がいいですもんね!
今回は「うがい薬」やうがいについて、詳しくご紹介します。
粘膜の機能の低下
空気が乾燥する季節がやってくると、のどに違和感かんじる時がありますよね。わたしたちが吸った空気は、まず、口の奥にある粘膜組織である咽頭に集まり、気管に向かいます。
のどの不調の多くは、この咽喉頭部でおこります。
その最大の原因は「乾燥」です。
粘膜に風邪ウィルスなどの病原体が付着すると炎症をおこして痛みや腫れをもたらします。
のどの粘膜を守るために分泌された粘液によって、異物があるような違和感を感じるときがあります。
炎症による症状
- のどが痛い
- 声がかすれる
- ぶよぶよしている
咽頭、喉頭の粘膜がアレルギーや病原体、極度の乾燥により炎症をおこしている
うがい薬
のどは、空気の通り道なのでウィルスや細菌の進入口になります。
外出から帰ったあとは、うがいをして洗浄すると予防に役立ちます。また、風邪をひいている時やのどに炎症がある時もさらに感染しないように、こまめにうがいする事をおすすめします。
うがいは、水やぬるま湯でもよいのですが、市販されている「うがい薬」を使うと一層効果的です。
うがい薬の種類
うがいする目的が、口中からのどの洗浄と消毒です。なので、成分として殺菌消毒成分が含まれます。
代表的なのが、ポビドンヨードで濃い茶色の液体で薄めて使用します。ヨード特有のにおいと色ですが、殺菌消毒効果は抜群です。他には塩化ベンゼトニウムやクロルヘキシジンなどの殺菌消毒成分を使用しているものもあります。
アズレンスルホン酸ナトリウムを成分とするものは、、消毒殺菌効果は強くはないですが、もとは天然系の色素でかすかな甘みもあり、のどの洗浄には適しています。
他の成分で、はっかやレモンの精油など芳香をつけているものがありますが、効果にはあまり関係ありません。
うがい薬の選び方
歯の炎症やのどの殺菌消毒の場合はポビドンヨードが適しています。薄めて使用することになっていますが、指示にしたがって下さい。あまりうすくすると殺菌効果が期待できません。
うすめの液で何回も、うがいするより、やや濃い目の液で2,3回うがいして欲しいのですが、1回を30秒以上かけてうがいします。後味が気になる人は水ですすぎましょう。
口の中やのどの洗浄をしたり、うるおいをもたらしさわやかにするならば、アズレンや芳香のあるうがい薬で、こまめにうがいしましょう。
のどの不調 予防と対策
のどを乾燥から守るために、水分をとるのは当たり前ですが、あめやガムを食べてのどをうるおすというのもありですね。
乾燥や刺激から守る
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- 意識してこまめに水分をとる
- たばこの煙を吸わないようにする
- 外出時はガムやあめを持参
- エアコンで暖房する時は加湿器を利用
- 帰宅後はうがい、ゆっくり入浴
- のどの乾燥を感じたらマスクを利用
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うがいはこまめに正しい方法で!
やり方
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- まず最初に水で口をすすいで食べ物のカスなどを取り除く
- 適量の水を口に含み、上を向いて15秒ほどガラガラする。気持ち悪くならない程度に、のどの奥まで水を行き渡らせる
- これを2,3回繰り返す
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液体を使い分ける
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- 毎日のうがいは水でOK
- うがい薬は、のどに痛みや腫れがあるときだけ
- イガイガ感などが続く場合は、粘膜の過敏な感覚をおさえる塩番茶(タンニンを多く含む、濃く入れた番茶に塩をひとつまみ入れる)なども効果的
- イガイガ感が続くときは、漢方のうがい薬が有効な場合があるので、漢方に詳しい医師に相談しましょう。
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まとめ
のどが痛くなると、熱でも出るんじゃないかと不安な気持ちになりますよね。
痛くなる前に、うがいで予防して快適な毎日を過ごしたいです。のどのトラブル早めの対処で改善しましょう。
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