お盆には旦那さんの実家へ帰省するかたも多いですね。とくに結婚して初めての義実家への帰省はドキドキもの!
「お盆のお供えものってどうすればいいの?!」「お盆のお供えものにも何かマナーはあるの?」
「そもそもお盆のお供えものの意味すら知らない…」
日本で伝統的な行事のひとつのお盆。伝統的だからこそ、いまさらいろいろ聞きづらいですよね。
「でも義実家に失礼のないようにしたい!」初めてのお盆での帰省を控えている主婦のかたは必見!
今回は、お盆のお供えものの意味やマナーについてのお話です!
お盆のお供え物の意味とは?
お盆のお供えものにもきちんと意味があるんです!
まずは基本の「五供(ごく)」いつつのお供えものの意味を見ていきましょう!
1.「香」お線香
隅々まで行き渡るお線香の香りのように、すべての人に行き渡るお慈悲を表します。
2.「明かり」灯燭
ご先祖の場所を明るく照らすためです。
3.「花」仏花
供養するかたもされるかたも、心が穏やかになるようにと願いが込められています。
4.「水」
きれいな水をお供えすることで、心を清める意味があります。
5.「食」食べ物
山・海・里の食べ物を組み合わせます。
肉や魚は殺生をイメージさせるためタブーです。
このように、お供えものの基本は意味をもっているんですね。
基本のお供えものと一緒に意味もチェックしておくと、いいお嫁さん度もアップかも!?
お盆のお供え物は亡くなった御先祖様に感謝の気持ちを込めて贈るもの
お盆のお供えものの意味はわかりましたね。
そもそもお盆とは、亡くなったご先祖さまの霊が家に帰ってくる期間。
お供えものはお迎えと感謝の気持ちを込めて、ご先祖さまに贈られます。
地域によってお盆の過ごし方や意味は異なりますが、一般的にふたつの意味があるんです。
・先祖供養
自分たちのご先祖さまをお迎えします。
仏壇をお供えものなどで飾ったり、お墓まいりをしたりして供養します。
・施餓鬼(せがき)供養
生前、自分たちの欲のことだけを考えたために、死後飢えや渇きに苦しむ世界に堕ちてしまった人たちの供養です。
浮かばれない人たちも、社会全体で供養しようということです。
お盆の期間やお盆の過ごし方も、今では地域ごとによって異なります。
でも、ご先祖さまを敬い感謝の気持ちを伝える期間ということには変わらないのですね。
これは絶対にダメ!お盆のお供えマナーとは
「お盆のお供えものはなんでもいいの?」
うっかり知らずにタブーのお供えものを用意してしまって、義両親に注意されてしまった…。
と、いうことはできるだけ控えたいもの。
お盆のお供えものにもマナーはあるのでしょうか?
食べ物の場合、お供え後はみんなで分けていただきます。
そのため、分けやすい個包装のお菓子やおかきはお供えに選ばれやすいもの。
でも包装紙のままお供えするのは、基本的にNGとされています。
包装紙のままだとご先祖さまも食べられないうえに、食べ物かどうかわからなくなってしまうからです。
また、お花もあれば華やかになるもの。
そのために仏花をお供えに選ぶかたも多いです。
でも花ならなんでもいいというわけではないので注意!
・トゲのある花
・すぐに花びらが落ちてしまう花
・つるのある花
これらはお盆のお供えには控えるほうがベター。
地域や家庭によってちがうので、事前に確認しておきたいですね。
まとめ
その家庭や地域のしきたり、特色があるとはいえ、お盆はご先祖さまに感謝することには変わりありません。
基本的なお供えのマナーはあります。
しかし、たとえば故人が生前バラが大好きだったなら、トゲがある花でもバラをお供えしてもいいとされています。
このあたりは家庭によって考えかたがさまざまなため、事前に確認したいところ。
お盆のお供えものはどんなものがいいか。まずは旦那さんから義両親に聞いてもらうのがいいですね。
初めての義実家への帰省は緊張と不安でいっぱいでしょう。
でも、義実家への帰省は「結婚したんだなぁ」と実感する瞬間でもありますよ!
お盆のお供えものにも気を配ることができると、お姑さんもきっと満足してくれるでしょう!
笑顔を忘れずに帰省できれば花丸です!
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