お中元のマナーっていろいろ。贈ってはいけないものとは?時期っていつ頃?

今年も気になる「お中元」の季節がやってきました。
感謝の気持ちを贈り物と一緒に伝える行事ですが、相手のあることだし、いろいろ思い悩みますね。実は贈っては
いけないものがあるのをご存知ですか?知らないで贈ってしまうと大変失礼なことになってしまうので、そのような
ことにならないよう基本的なことをまとめました。

お中元のマナーいろいろ

お中元やお歳暮って、恩師や上司とのやりとり、親戚とのやりとり仕事先のやりとり、誰とのやりとりかで意味合いが微妙に違いますから、むずかしいところではありますよね?

 

せっかく感謝の気持ちを伝えるのですから、最低限のマナーをおさえておきたいところですよね。

タブー を知ることで自然と相手を思いやる気持ちが出来てきます。

感謝の気持ちだから、何でもよいというわけではありません。

最低限、先方が嫌いなものを贈るのはありえませんし、目上や年配の方であれば、あなたよりもお中元に贈る事がタブーの品をよくご存じです。

 

今後の良好なお付き合いの為にも『知らなかった』では済まされないので事前にチェックしておきましょう。

 

 

お中元で贈ってはいけないものとは?

靴下や下着など身につけるもの

特に目上のかたに贈る場合は、気を付けなければいけません。これは相手に対して「踏みつける」や「みすぼらしい格好をしている」といった意味で受け取られるため、感謝の気持ちを表す品として贈ってはいけないものになります。

 

包丁などの刃物など

相手との縁を切るという意味にも取れることから、送るべき品物ではないと言えるでしょう。

マナー的にも失礼ですが、刃物が相手から贈られてきたりしたら、びっくりしますよね?なんだか恐いし不快感なので絶対にやめましょう。

 

現金や金券

「お金に困っている」という意味を含むため、こちらも失礼にあたってしまいます。贈る側からすれば相手に好きなものを、選んでもらえるからという意味で良いような気もしますが、金品をくれてやるという上から目線だととらえるかたもいるので、やめておきましょう。

 

ハンカチ

実はハンカチも贈りものとしては、タブーにあたります。昔の言い方で「手巾」は「手切れ」と読むため、もう会いたくないという意味を含み、贈りものには適していません。

 

お茶や海苔

お茶も海苔も、香典返しとしての定番品です。なので葬儀を連想させる物として適していません。

 

 

お中元の時期っていつ頃?

お中元とは一年の上半期(1月~6月まで)の感謝の気持ちを伝えるものです。

東京や横浜などから7月の上旬にお中元が届く影響によって、時期が早まっていると考えられます。
関東と関西では以前からお中元の時期が異なります。大きく分けると東日本と西日本に分かれますが、北海道のお中元の時期は、若干異なるようです。

地域によってお中元の時期が違うため、お中元の催事場が設けられる時期も違います。

 

北海道

もとはお中元の時期は、旧盆の期間にかかる7月15日〜8月15日でした(北海道内でやりとりする場合のお中元の時期など) 。
ただし函館など、お盆が7月に行われる地域は7月初め~7月15日までにお中元を贈りましょう。北海道以外に住んでいる方からの、お中元が7月上旬から届きはじめるため、北海道内のお中元の時期も少しずつ早くなってきているようです。

 

東北

調べた範囲では関東地区のお中元の時期と同じ7月1日〜7月15日のようです。この期間が最もお中元の配送が多くなります。
東北は関東地方のお中元の時期と同じという情報もありましたが、実際には東北は月遅れのお盆を行っている地域が多く、8月までをお中元の時期としている地域の方が多いと感じます。

 

関東

もともと、関東地区のお中元の時期は7月1日〜7月15日でした。最近は宅急便利用のお中元が増えているため、時期を分散するために、早期割引などの特典を設けて6月の下旬から配送が始まっています。早くに届いても失礼ではないので時期を気にしない間柄であれば、早めに贈るのも良いでしょう。この期間が最もお中元の配送が多くなります。最近では年々早くなる傾向があり、6月20日過ぎから始まるようです(東京、神奈川のお中元など)。

 

北陸

エリア内でも8月のお中元の地区と、7月のお中元の地区があります。金沢など都市部では関東地区と同じ7月1日〜7月15日が、一般的ですが、能登などでは、関西地区と同じお中元期間(7月15日〜8月15日)の地区もあります。お盆の時期が違うのでバラバラのようですが、やはり東日本の影響を受け7月に早まってきているようです。

どちらで送ればいいか迷う場合は7月15日ごろに届くようにするのが無難ですよ。

 

東海

もとはお盆の時期とお中元の時期とがだいたい一致していたため、お中元の時期は旧盆の期間にかかる7月15日〜8月15日でした(静岡・愛知名古屋のお中元の時期など) 。最近では東京周辺(関東)の影響を強く受けて、7月中旬頃までにお届けするご家庭が、増えてきているようです。

 

関西・近畿

もともと、関西地区のお中元の時期は7月15日〜8月15日でした。最近では年々早くなる傾向があり、デパートなどで手配をしても、7月1日頃から配達することが多くなっています(京都・大阪のお中元の時期など)。古くから関西にお住まいの方以外は、近年は7月中旬までにお届けするご家庭が増えているようです。

 

中国

中国地区のお中元の時期は関西地区と同様に7月15日〜8月15日のようです(広島など)。やはり年々早まる傾向があります。

 

四国

四国地区のお中元の時期は関西地区と同様に7月15日〜8月15日のようです(高知など)。やはり年々早まる傾向があります。

 

九州

九州地区のお中元の時期は8月初旬〜8月15日のようです。やはり年々早まる傾向があります。

 

沖縄

東京以外の地域の多くは8月がお盆です。ですが沖縄では旧暦の7月15日がお盆にあたります。

沖縄のお中元の時期は旧暦の7月7日~15日です。

新暦に直すと毎年お盆の時期が変わります。御中元は沖縄のお盆の時期の1週間前からお盆までに送るようにしましょう。

 

まとめ

お中元は相手への感謝の気持ちと、今後の‎良好なお付き合いを継続させたいと思い贈るものです。失礼がないように、贈ってはいけない物は避けて、喜ばれるものを届けたいです。

また、全国でお盆の時期が違うので、お中元の時期も違うからできるだけ相手に合わせて贈りたいところです。相手の時期がわからない場合は7月15日ごろに届くようにすると無難ですね。

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