浴衣に汗染み発見!汗をかいたら洗濯する?クリーニングに出す?どっち?

夏に汗をかくのは当たり前です。しかも浴衣となると肌襦袢や胴にタオルを巻いていたりして、いつもより汗をかいてしまいますよね。洋服なら洗濯機に放りこんで、なにも考えずに洗ってしまえばよいのですが、浴衣となるとどうすればいいのでしょうか?詳しくご紹介です。

浴衣に汗染み発見

着る前に汗染みを発見したら

前の年のTシャツを着ようとして、黄ばみを発見したことがありますか?

これは汗をかくと繊維の中に汗が染み込み、時間がたつにつれて変色しやがて黄ばみます。Tシャツであれば漂泊して、洗濯機で丸洗いしてしまえば落ちることもありますが、浴衣の場合はそうもいきません。

 

汗染みの原因は同じなのですが、浴衣の場合は丸洗いしてよいのか悩むところです。

 

丸洗い表示のないものは、へたに洗ってしまうと別のトラブルをよんでしまったりするから、大変です。なるべく汗染みを作らないように気を付けたいです。

 

そもそも汗染みの原因は何なのかというと、汗を出す汗腺には2つ種類があるのです。基本的に全身にある汗腺はエクリン腺といいさらさらした汗を分泌し、色も臭いもありません。
しかし、脇汗に関してだけはアポクリン腺という異なる汗腺が関係しています。

ここからは水分以外に、アンモニアや脂質・糖質・タンパク質、そして変色や黄ばみの原因となるリポフスチンと言う成分等が出ているのです。これらの成分と浴衣の布の成分が反応して汗染みができる場合があります。

 

ほかにも汗染みの原因はあったとしても、自宅で洗濯するか、クリーニングに出すかのどちらかです。

 

 

浴衣で汗をかいたら洗濯しよう

基本浴衣を着たらすぐに洗うのがベストです。少しの時間しか着なかったら干しておけばよいと言う方がいるかもしれませんが、浴衣の場合は特に直接肌が触れる部分も多いため、汗を完ぺきに避けることは不可能なのでやはり洗いたいです。

 

浴衣を洗う際に気をつけたいこと

◎洗濯表示をチェック

表示が付いているものは、そのとおりにします。洗濯機のマークが記載してあるもの基本的にお洗濯可能です。手洗いマークの付いてるものは、手洗いもできますので積極的に洗濯していきましょう。

仕立てたものや表示のないものは、素材を確認します。基本的に、綿やポリエステルでできている浴衣は、すべて洗うことが可能です。

 

しかし、麻の浴衣を洗濯するのはやめましょう。麻の浴衣は、家で洗濯すると縮んでしまいます。

絞り浴衣なども素人が下手に洗濯してしまうと、絞りが浅くなってしまうことがありますので、クリーニングに出した方が良いでしょう。

 

◎色落ちをチェック

浴衣は染料によっては、色落ちが激しい場合があります。

洗える素材であっても、色落ちしやすいものは、プロにお任せするほうが安心です。チェック方法は簡単です。まず、白いタオルに水をつけて、色のついてる部分をトントンと軽くたたいていきます。

この方法でタオルに色がつく場合は、色移りする可能性がとても高いのでクリーニング店にお願いすることを強くお勧めします。

 

お洗濯しましょう

大きい洗面器やふろ桶に40℃くらいのお湯を用意します。固形の石鹸を汗染みのところに塗って軽くこすりながら泡立てます。あまり力強くこすると生地が傷むのでやさしくこすり落とします。

 

そのあと、色もの洗濯にも使える酸素系漂白剤を規定の量うすめて付け置きしておきます。
あとは、軽くたたんで大きさのちょうどよいネットに入れて、エマールとかのおしゃれ着用洗剤で「やさしいモード」で洗濯機で洗いましょう。

※基本、浴衣はデリケートだから、洗う前に襟部分にしつけ糸をかけるのですが、わたしはかけずに洗濯してしまいました。気になる方はしつけ糸をかけましょう。(襟は布が重なっているので、洗濯時によれてしまわないように、しつけ糸や木綿糸などで、大まかに縫っておく必要があります。)

 

そして脱水は短めにしましょう。軽めの脱水のおかげで重みがあるので浴衣のしわが自然にのびます。

 

アイロンをかけましょう

浴衣に、アイロンをかける場合は半乾きであることが大切です。浴衣が半乾きだと、繊維の特質上、シワも伸びやすく、アイロンもかけやすいですよ。
もし、完全に乾いてしまっていたら、霧吹きなどで湿らせてアイロンをかけることお勧めします。そして、テカリ防止のため、必ず当て布をしましょう。

浴衣はパリッとしている方が品が良く見えます。
せっかく洗ったのであればアイロンがけまで完璧にして、綺麗な状態で保管しましょう。

 

 

浴衣で汗をかいたらクリーニングに出そう

浴衣は自宅で洗濯できるが、

 

・面倒くさい方
・きちんとできるか不安な方
・干すスペースのない方
・借り物の浴衣の方

 

などは、自宅で洗うよりクリーニングに出しましょう。

 

クリーニングに出す場合の注意点

洋服をクリーニングに出すときは何も気にしないのですが、浴衣は和服になるので少し注意が必要です。

いつものように洋服をクリーニングに出すときはドライクリーニング仕上げてくれます。これは油性の汚れをよく
落としてくれます。でも、浴衣の大半の汚れは汗によるものなので、汗は水溶性になるので油性の汚れを落とす、ドライクリーニングでは汗汚れは落ちません。

 

クリーニングに出すときは、そのお店が浴衣を水洗いしてくれるか確認しましょう。

 

出来れば和装専門のクリーニング店がよいです。が、専門店なだけに安心しておまかせはできるのですが、お値段が少しお高いのです。高価な浴衣や思い入れのある浴衣は和装専門のクリーニング店をおすすめします。

 

浴衣のクリーニング料金

浴衣のクリーニング料金はピンからキリまであります。だいたいの相場でいえば800~2500円ぐらいです。
和装専門のクリーニング店は3000~6000円程度というお店が多いです。

 

料金の違いは、一度にたくさんの枚数の浴衣を機械でまとめて洗って仕上げるか、和装専門のクリーニング店のように一枚一枚を手作業、手洗いで仕上げるかの違いです。

 

浴衣のクリーニングの日数は?

料金と同じように日数も違いがあります。

普通のクリーニング店は一週間前後が目安ですが、和装専門のクリーニング店は普通のクリーニング店よりもさらに時間がかかり、2~3週間程度かかると思ったほうがよいでしょう。

 

中には、1ヵ月ぐらいかかるお店もありますが、やはり和装専門のクリーニング店は仕上がりが丁寧で安心できます。

ちなみに、わたしの家の近くで和装専門のクリーニング店はなかったので
めんどうなときなどはこちら↓に頼んでます。

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和装専門のクリーニングなのにこのお値段だし、仕上がりも丁寧できれいです。きちんと、たとう紙に入れて送り返してくれるのでとても丁寧なお店です。

 

 

まとめ

夏に大活躍の浴衣ですが、洋服のようにいかないので少し手間がかかるし大変ですよね。でも楽しく着て遊んだあとの浴衣の、洗濯をきちんとして来年また活躍してもらいましょう。めんどくさいですが次に着るときに汗染みとかあったら悲しいですもんね。

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