社会人になると、普段お世話になっている取引先の会社などに、お中元を贈ることもあるのではないでしょうか?伝統的な日本の儀式のひとつ、お中元!
旧暦のちょうど半分の時期が7月から8月。そのために、夏の時期は今もお中元として名残がのこっているのです。
「そもそもお中元ってどうやって渡せばいいの?」「お中元はやっぱり手渡しするべき?」「お中元って郵送しちゃだめなの?」
学生を卒業したばかりの新入社員ならともかく、年齢を重ねるにつれ、お中元のマナーも周囲に聞きづらいですよね。
会社同士をつなぐ大事なお中元!その気になるマナーとは?!ビジネスマン必見!今回は、お中元を渡すときのマナーについてのお話です!
お中元って案外大事!ビジネスマンが気をつける渡し方のマナーとは?
社内の上司へお中元を渡すときにマナーに失敗してしまっても、そのときに上司からきちんと教育があるでしょう。
問題は取引先へのお中元!
これはもう細心の注意を払ってお中元を渡したいところです!
いちばん丁寧なのは、やはり直接お中元を渡すことです。
しかし、いきなり取引先を訪ねてしまっては、相手の都合がわかりませんよね。
きちんと事前に電話やメールでアポイントをとりましょう。
「夏のご挨拶にお伺いしたいために、お時間をいただけないでしょうか?」
「夏のご挨拶」で、相手先は「あぁ、お中元だな」と察してくれることがほとんどです。
しかしながら、遠くの取引先になると、なかなか直接は渡しにくいもの。
その場合、もちろん郵送で送ってもいいとされています。
お中元を直接渡すときも配達を使うときも、相手先に失礼のないようにしたいもの。
では、気になるお中元を渡すときのマナー。
直接の場合と郵送の場合を詳細に見ていきましょう!
お中元のビジネスマナー!渡し方って直接のほうが良いか?
無事にアポイントが取れたなら、できれば直接お中元を手渡すのがマナー!
「直接お中元を渡すのは緊張する…」
「マナーはどうすればいいの?!」
いえいえ、心配しなくても大丈夫!
挨拶がしっかりできれば問題なし!
お中元を手渡しするときは、そのまま持って行かずに風呂敷や紙袋に必ず入れて持っていきます。
そして渡すときには、風呂敷や紙袋から出して手渡しましょう。
「夏のご挨拶です」
「ほんの気持ちですが…」
「今後ともよろしくお願いいたします」
と、ひとこと添えて手渡すだけ!
のしをきちんと相手側に向けて、両手で手渡しましょう。
忙しくても、きちんと直接挨拶に来てくれたと、取引先のかたも覚えていてくださるでしょう。
その後の風呂敷や紙袋は、きちんと持ち帰りましょうね。
お中元のビジネスマナー!渡し方って配達のほうが良いか?
どうしても直接会えなかったり、遠く離れた場所への取引先へお中元を贈る場合。
もちろんお中元を配達してもOKです!
じつは、地域によってお中元を贈る時期は違います。
・東日本 7月上旬~7月下旬
・西日本 7月中旬~8月中旬
だいたいの時期はこのように言われています。
お中元を贈る地域に合わせて、贈る時期を選びましょう。
お中元を郵送するときには、必ず挨拶状を同封します。
挨拶状は同封してもよし。
また、お中元が相手先へ届く前に先に送ってもよしとされています。
挨拶状は手書きが丁寧でいいでしょう。
しかし、綺麗な字を書く自信がない…。
ということであれば、パソコンのワードやワープロなどで作成してもかまいません。
今ではネットで挨拶状の見本も検索できるので、ぜひ活用しましょう!
取引先へのお中元の郵送なら、上司に挨拶状を事前に確認してもらうと安心ですね。
まとめ
お中元は普段お世話になっていて、今後もいい関係を保ちたいかたへの挨拶です。
「マナーに気をつけないと!」
と、あまり気張ってしまっては、しんどいですよね。
直接であれ配達であれ、お中元を渡すときにはしっかりとした挨拶があれば大丈夫!
よく使われる「つまらないものですが…」
じつは、あまり使わないほうがいいとご存知でしたか?
もちろん謙遜して使う言葉ですが、つまらないものを相手に渡すなんて失礼だと捉えられてしまうこともあるんだとか。
代わりに…
「ほんの気持ちですが…」
「心ばかりですが…」
こちらの言葉のほうが好印象の場合もあるのです。
のしもお中元を手渡しするなら外のし。
配達なら万が一破れてしまわないように、内のしがいいとされています。
ハキハキした挨拶、丁寧な挨拶を忘れなければ問題なし!
お中元へのビジネスマナーもしっかりおさえておくと安心ですね!
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