うっかり傘を忘れてしまったり、自転車通勤などで雨に濡れてしまったスーツ。「なんだか雨に濡れたら臭い!」と感じたことはありませんか?毎日着るために、汗やたばこのにおい、食べ物のにおいなど、スーツににおいがつきやすいのは仕方のないこと。
「でも雨に濡れると余計に臭くなるのはなんで?」「自分で雨に濡れたスーツのにおい対策はできるの?」
「雨に濡れたスーツはどうやってお手入れすればいいの?」毎日仕事で必要だからこそ、スーツのにおい対策はしっかりしたいもの。今回は、雨に濡れてしまったスーツにおいの原因や対策についてのお話です。
雨に濡れたスーツって臭くて困る
なぜスーツが雨に濡れると臭くなってしまうのか。
原因のひとつはなんといっても、日々蓄積される汗のにおいのせいです。
満員電車やデスクワーク、営業中など。思ったよりも意外と汗をかいてしまうもの。
そしてスーツについているのは汗だけでなく皮脂も!
消臭スプレーで、汗のにおいは比較的とれても、皮脂は消臭スプレーでは取ることができないので、雨に濡れると余計ににおいが気になってしまうのです。
もうひとつのにおいの原因が、スーツの素材。
スーツの多くの素材はウールです。
「ウールってよく聞く素材だけど臭いの?」と思いますよね。
ウールは動物の毛を使用しています。そのため、雨に濡れるとウールの独特の獣臭が強くなってしまうのです。
雨に濡れたスーツのにおい対策!
雨に濡れたスーツをそのまま放っておいてしまえば、カビが生えてしまいます。すると余計にスーツが臭くなってしまいますね。
「とにかく家でできるにおい対策が知りたい!」
まずは、スーツをハンガーにかけて、タオルで押さえるように拭くことがカンタンです。
ある程度の水分を取ってしまえば、においもカビの発生も抑えられます。
スチームアイロンで乾かすのもいいですが、よりカンタンにできるのはドライヤー。
ドライヤーをスーツに当てて乾かすといいですね。
スーツの内側まで濡れてしまったときは、ハンガーにまずバスタオルをかけて。
そのうえからスーツをかけると、内側の水分をバスタオルが取ってくれます。
とくにスーツの内側は、外側よりも汗がついてしまいやすいので、しっかり乾かしてにおい対策をしたいですね。
雨に濡れたスーツの消臭は結局クリーニング?
少しくらいの雨や、スラックスに泥はねも少ない場合、自宅のケアでにおい対策もできることがほとんど。
「クリーニングに出さないといけない状態って?」
かなりの雨でスーツがびしょびしょになってしまった場合。
また、スラックスにも泥はねがひどい場合はクリーニングに出すほうがいいでしょう。
クリーニング店に依頼するときは、におい対策もしたいということをしっかり伝えることがポイント!
水洗いでのクリーニングのほかに、ドライクリーニングなどでスーツについてしまったにおいを取ってくれることもあります。
クリーニングに出すときに、しっかり店員さんとお話すると安心ですね。
クリーニングから戻ってきたスーツは、ビニールをすぐに取って保管しましょう。
せっかくのクリーニング仕上げも、ビニールをつけたまま保管してしまうと湿気の原因になります。
湿気がカビのもとになり、またにおいの原因になってしまうからです。
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まとめ
普段からしっかり汗の対策をしていても、雨でにおいが気になってしまうのはスーツの素材のせいでもあるのですね。
疲れて帰ってきて、ついついそのまま脱ぎっぱなしにしてしまいがちなスーツ。
雨に濡れてしまった場合は、とにかくハンガーにかけて、表面の濡れた水滴だけでも取りましょう。
家でもカンタンにできるスーツのにおい対策は…
・とにかくハンガーにかける
・タオルで押さえて水滴を取る
・ドライヤーを当てる
・乾いたらブラッシング
乾くまでとにかくハンガーにかけておけばいいのです。
「お金もかかるしそんなに頻繁にクリーニングに出せない…」
雨に濡れたからといって、必ずしもクリーニングに出さないといけないわけではありません。
ウォッシャブルのスーツもあるので、それを利用するのもひとつの方法ですね。
クリーニングを利用する前に、家でできる雨の消臭対策をぜひ試してみましょう!
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