衣替え。防虫剤はどれがよい?種類と使い方と注意点はあるの?

衣替えの時期って、少し気が重いというか、薄い服と厚い服を早く衣替えなきゃって焦ったりしますよね。

衣類の衣替えは、カラッと晴れ上がった日に行いたいです。しまう時に一緒に入れる防虫剤についてご紹介です。

衣替えで収納のときの防虫剤は?

衣類の害虫は、タンスの中から自然にわいてくるわけではないのです。

成虫は屋外にいて、自由に飛び回る事ができますし、ときには屋外に干してある洗濯物にくっついてきたり、卵を産みつけたりして家の中に入ってきます。

 

そこで衣替えのシーズンに防虫剤を活用して、大切に長く着たい衣類の虫食いを防ぐことが可能です。

防虫剤の役割は、衣類害虫が臭いを嫌がって寄り付かないようにしたり、直接、虫に作用して害虫の食欲をなくしたり、卵がかえるのを抑えたりすることができます。

 

衣類のつく害虫の被害を受けやすいのは、天然繊維の衣服です。

 

天然繊維には、綿や麻などの「植物繊維」とシルクやウールなどの「動物繊維」があり、衣類害虫は特に動物繊維を好む傾向があるのです。

せっかく買ったお気に入りのセーターに穴が開いていたら、ショックですよね!

 

 

虫食いを予防するために大切なのは…
●汚れをしっかり落として収納する
●保管する場所を清潔に保つ
●高温多湿の場所に保管しない

 

この三つに、気を付けましょう。

 

 

防虫剤の種類

防虫剤の種類は4種類

防虫剤と言っても、種類があります。よくわからずに、去年の残りと新しく買った防虫剤を一緒に使ったりすることがあるかも知れませんが、基本的には防虫剤の併用は避けた方がいいです。

 

異なる種類の防虫剤を併用すると、お互いに影響しあい、薬剤が溶けて衣類にシミがついたり変色したりすることがあるのです。

 

しょうのう・ナフタリン・パラジクロルベンゼンは併用できません。ピレスロイド系はどの防虫剤とも併用できます。

 

防虫剤を選ぶ時は、商品表示のこの点に注意して選んでください。

 

①ピレスロイド系(エムペントリン、プロフルトリンなど)
ピレスロイド系は無臭なので、毎日着る洋服の防虫にも最適。
現在、ドラッグストアなどで販売されている防虫剤はこのピレスロイド系が主流です。

 

②パラジクロロベンゼン
シルクやウールなど虫食いされやすい繊維におすすめなのがこちらの薬剤。
揮発性が高く、効果が早く出ますがその分消耗スピードも速いです。薬剤のにおいがあるのがデメリットです。

 

③しょうのう
においはありますがおだやかです。こちらの効果はパラジクロロベンゼンとナフタリンの間程度。

 

④ナフタリン
こちらは効き始めまでのスピードが遅いものの長持ちするのが特徴。
フォーマルウェアや和服などに利用するのがおすすめです。
こちらもにおいのある薬剤です。

 

防虫剤の使い方と注意点

衣類の上に防虫剤を置く

防虫剤は揮発性を持ちますので、蒸発した気体は空気より重たいので下に沈んでいきます。なので衣類の上に置くと効果的なのです。

 

防虫剤を併用しない

しょうのう・ナフタリン・パラジクロルベンゼンは併用できません。
ピレスロイド系はどの防虫剤とも併用できます。防虫剤は併用することでシミなどの原因になってしまうこともあります。

衣類を詰め込まない

衣類を詰め込みすぎると効果が半減してしまいますので、収納ケースの8分目位までにしましょう。

 

適正量の防虫剤を入れる

防虫剤を使用する量が多すぎても、少なすぎてもだめです。パッケージに記載されている標準使用量を守ってください。

効果継続期間を確認する

防虫剤の種類によって効果の持続性はいろいろです。
どの程度保管したい衣服で、どの程度出し入れしないかなどを意識して、いつまで持つのか確認して使用しましょう。

 

まとめ

また来年も、きれいなままの洋服を着たいですよね!防虫剤の選び方をしっかり覚えて正しく利用することで、大切な衣類をきれいに保ちましょう!

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