衣替えの季節になって、去年の服を出す時に服に穴が開いていたらショック!ですよね!
でもあるんですよね。身に覚えのない「穴」…。どこかに引っかけて穴を開けてしまったのかな?と思ったら
何か所も開いている。なぜ?服の虫食いについてご紹介です。
服が虫食いに?見分け方法
どこかに服をひっかけてしまった穴なのか、虫食いなのか?どうやって見分けようかというと、いっけんわかりにくいように思いますが、これが簡単なのです。
ひっかけてしまった場合の穴は、穴の部分からどんどんほつれていきます。
でも、虫食いの方は、なんとほつれにくいのです!
虫食いの場合は虫が服の繊維をしっかりかみ切っているからなのです!
あとは、肉眼でも虫食いだと見分けられる例としては、服の表面の産毛・起毛部分の柔らかいところだけを、這うように食べられた場合です。
服の虫食いの原因はなに?
室内のしまってある服になんで虫がついてしまうのでしょう。
外を飛び回っている成虫は、屋外に干している白い洗濯物や服に寄ってきて、室内に入ってしまうのです。クローゼットには、普段着ている服も、一緒になっている場合が多いので、屋外からの侵入にも注意が必要です。
また、タンスやクローゼットなどは、虫が住みにくい環境にしておくことが大切です。
虫は、60〜80%前後の高い湿度が好みなので、定期的に扉を開けて乾燥を心がけましょう。
そして、虫のえさになってしまうほこりや食べこぼしなどの汚れはきちんと掃除したりきれいに洗濯しておきましょう。
虫の好きな素材
虫食いの特徴のひとつに、被害にあいやすい素材があります。
服を食べる虫が好きなのは動物性たんぱく質。
だからウールやカシミヤ、アンゴラなどの動物性繊維が被害にあいやすく、また高級な服によく使われる繊維であることからも、いろんな意味でダメージが大きくなりますね。
植物性繊維の綿や麻、そしてホコリなども好きです。
汚れが少しでも残っていればその部分が虫に食べられやすく、そのためにお腹のあたりが被害にあうことがあります。そして食べこぼしなどの汚れが付いていれば、通常では食べないはずのポリエステルなどの化学繊維まで一緒にかじられることもあるのです。
服の虫食い駆除方法
虫食いは、普通に外を飛んでいる、カツオブシムシやイガなどの成虫が服に卵を産み付け、収納されている間に卵からかえった幼虫が服を食べることで発生してしまいます。
虫に食われないためには、普段から押入れやクローゼットは換気するようにしたり、防虫剤を入れるようにしましょう。
虫食い予防には防虫剤が必須
衣類をしまう時には、防虫剤を使いましょう。
それが一番効果的です。
有効期間は6~12ヶ月であり、衣替えの時期に合わせ薬剤の有効作用が薄れるように量が調節されています。
防虫剤には臭いのあるパラジクロロベンゼン、ナフタリン、樟脳(しょうのう)、と臭いのないピレスロイドの4つの種類があります。
衣類によっては使い分けることが大事になってきます。
防虫剤は気化してガス化しますので、使うものによっては色が変色したり、直接服の上に乗せるとその部分だけ色が変色してしまいます。防虫剤の気化した成分は空気より重く、下へと下りていきます。
いっぱい入れると効くと思いがちですが、ひとつの引き出しに2~3個で十分です。
ラメなど金属繊維や飾りなどの変色も、防虫剤のガスによるものといわれています。化学物質に弱い人は気をつけて使いましょう。
まとめ
気に入った服を虫に食べられてしまって、穴があいているなんてショックです。そうならないためにも衣類をしまう前に防虫剤を使って、予防するのが最も効果的な方法だといえるので、是非実行しましょう。
お気に入りの服は長く着たいですね。
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