外の気温がどんどん上がり、梅雨で全体的にしっとりジメジメしてくると「カビ」が発生してきます。天気が悪かったりすると、部屋も閉め切ったままでいると部屋がカビ臭くなってくるときがあります。
カビ臭くなってくるばかりではなく、カビは体にも悪影響。
アレルギーや喘息、鼻炎などの症状を引き起こしてしまうことがあるため、対策は必須です。
カビ臭い部屋の消臭をしたい
部屋に入るとカビ臭い!ということは、部屋の中にカビが発生しているってことです!
カビが生えるときに特有のカビの臭いを(絵具のにおいのようなにおいがカビ臭です。)発生させますが、部屋がカビ臭いってわかるということはカビが大量に発生している証拠でもあります。
カビはホコリや食べかす、皮脂などを栄養源とし繁殖します。その時にカビから老廃物が出て、あの臭いを大量に放つのです。そのまま放置すると肺炎や喘息、アレルギーなど健康被害のリスクもあるので、放置しないで対策をすることが重要になります。
見た目ではカビが生えている様子がないけどカビ臭い…
という場合は見えない所でカビ発生です。カビは高温多湿でジメジメした所を好みます。本棚や、ベッドなどの家具類の後ろなど、普段目につかないような場所を確認してみましょう。
このような場所は通気性が悪く、ホコリも溜まりやすいのでカビが大発生している可能性があります。
カビが生えやすい場所はどこなのか、カビが生えやすい環境というのは主に以下の3つになります。
・最適な温度環境(22℃~25℃)
・最適な湿度環境(湿度60%以上)
・最適な栄養環境
この条件を満たすところに、カビが生えます。
カビ臭い部屋って掃除はどうする?
部屋の中のカビ臭さを取るには、まずはカビ臭い原因となっているカビ自体をきれいに落とす必要があります。
どうにかして部屋のカビ臭を根絶したいですよね!
カビ臭さを取るには、カビ自体をきれいに落とす必要があるのです。一番基本的なことですが、カビが生えている所を、きれいに掃除する!これが大事になります。
壁とタンスのすき間やソファーの後ろ、カーテンの内側などカビの生えそうな所は入念にチェックして掃除をしましょう。そして拭き掃除をした後は、水分が残らないように風通しを良くし乾かしましょう。
そしてカビを見つけたら、できるだけすぐに取り除いてしまいましょう。
カビを見つけたら、すかさず取り除くのは絶対なんですが、目に見える表面だけふきとるだけではカビを完全に除去したとは言えないのです。カビの菌糸をしっかり殺さないと、再びカビは発生してしまいます。
カビ取りにはコツが必要です。しっかり除去する方法をご紹介します。
カビは一度生えると、どんどんどんどん繁殖してカビの面積を大きくしていきます。こわいです。
カビを吸い込んだ時の害を考えても、カビを発見したら早めに除去したいですよね。
カビを除去するのに代表的なのが「カビキラー」のような塩素系のカビ取り剤がありますが、臭いがきつかったり、小さな子供がいたりすると、使用するのに抵抗がありますよね。
なので、塩素系のカビ取り剤を使わずに、安全なカビ除去の方法をご紹介です。
安全なカビ除去の方法
カビを取り除いた後の除菌に一番効果的なのは、消毒エタノールをスプレーして使う方法です。
エタノールにはカビのタンパク質を分解して死滅させる効果があるのです。揮発性が高いのですぐに乾きますし、においも残りません。
エタノールを80%に薄めた消毒用アルコールスプレーを使えば簡単ですし、薬局で売っている無水エタノールを
6:4の割合で水で混ぜれば、簡単にカビ撃退スプレーが作れます。
消毒エタノールには殺菌効果があり、カビを死滅させるのに効果的です。
漂白剤などは臭いが強く、赤ちゃんが触ってしまうと皮膚に刺激になるなど心配ですが、消毒エタノールなら安全ですよね。
カビ臭の対策方法って?
部屋をカビ臭さから守るためには、カビを生やさない条件を作ることが大切です。こまめな掃除をしてホコリを出さないことや、湿気を取り除くことが主な対策になります。
ホコリと湿気が混ざるとカビが生えるので、ホコリが溜まっている場所は掃除機できれいに吸い取ってあげます。
部屋にカビを発生させないためには、カビの好む環境を作り出さないことが大切ですよ。
カビは一度生えてしまうと本当に厄介です…
カビの生えない環境を維持することが一番のカビ対策です!
カビを発生させないためには…
除湿器やエアコンを使用する
除湿器やエアコンの除湿機能を使用して、湿気を取り除くようにしましょう。
こま目に換気を行う
天気の良い日には部屋にこもった湿気を取り除くようにしましょう。できれば家具なども移動して部屋のすみずみまで風が通るようにします。
…カビを防ぐ風通しの良い家の整え方…
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- 換気扇だけに頼らず、一日3~4回は窓を開けて換気をしましょう
- 家具と壁のあいだを5㎝程度開けて風通しをよくしましょう
- 帰宅後は10分間窓を開けて換気を習慣づけましょう
- 結露を作らないために、暖房の設定温度は控えめにしましょう
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カビを除去するとともに、カビを発生させない環境を作りましょう。
洗濯物は浴室に干す
梅雨は雨の日が多く、洗濯物を部屋干しする機会も増えますが、部屋干しする場合はリビングなどは避けて浴室に干すようにしましょう。
浴室乾燥機や換気扇を回すようにすると、湿度が上がらずにすみます。
こま目に掃除をする
カビはホコリやチリなどを栄養として繁殖します。こまめに掃除をして、ホコリを溜めないようにしましょう。
なかなか実行するのが難しいかもしれないですが、カビは嫌ですからね~。がんばりましょう。
まとめ
梅雨や夏場は湿気が多く、カビが繁殖しやすい条件も揃っています。
また梅雨だけに限らず結露が多く発生する時期や加湿器を使用する冬場も注意が必要です。
部屋にカビが繁殖しないよう、日頃から室内の湿度に気を付け、こまめな換気をして風通しを良くすることが大切です。
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